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プロジェクト紹介
インタビュー
TRUST SS
(情シス請負サービス)

世の中のIT化やDX化が進む中、多くの企業では情報システム部門が設立されています。
しかし、特に中小企業では人材不足による「情報システム部門がない」「一人情シス」「担当者兼任」と
呼ばれるような運用体系になっているのが現状です。

そんな中、当社では情報システム部門に関わるお悩みを解決すべく、情シス請負サービスをご提供しています。
今回は、コンサルティングから保守まで一貫して担当させて頂いたプロジェクトをご紹介します。

インタビューに答えてくれたのは

プロジェクト紹介インタビュー TRUST SS(情シス請負サービス)

R.M.さん

新卒では製造業の企業に入社し情報システム部門に所属。その後PCメーカーに転職したものの、コロナ禍によりポジションクローズとなってしまう。

そんな時前職の情報システム部門に出入りしていた当社営業から誘われ、2021年トライビュー・イノベーションに入社。

Q今回ご紹介頂くプロジェクト概要を教えてください。

はい。お客様は創業50年以上の製造・加工受託企業(冷間圧延用ロールの専業メーカー)様で現状業務での手作業や紙での業務を何とか減らしたいが、どこから手を着けて良いかわからないので支援をしてほしいという案件でした。

そこで、まずはとにかくお客様の現状を把握し、企業分析・業務分析をしようと社長をはじめ、社員の皆さんにインタビューを行いました。

インタビューの結果を取りまとめ、正確な経営判断を行うには生産状況を可視化することが必要とご報告し、生産管理パッケージの選定から導入を行いました。

このように行ったことをただ述べるだけだと簡単なように見えますが、実際には、企業分析・業務分析には3か月、パッケージ導入に至っては1年間もの歳月を費やしました。パッケージ導入では、エンジニアとしての導入作業だけでなく、現場の方への使い方のレクチャーまで行ったので、これがまた大変な作業でした。

現在は無事導入も終わり、システム安定稼働支援、蓄積されたデータの活用として経営判断に必要なデータの準備等のサポートを行っています。

Q今回なぜこのプロジェクトをご紹介頂くこととなったのでしょうか?

今まで当社はエンジニアとしてのお仕事をやらせてもらっていましたが、今回このプロジェクトで初めてコンサルティングから関わらせてもらい、コンサルタントとエンジニアの二刀流で案件に携わらせてもらった案件だったからです。

私自身、前職が製造メーカーの情報システム部門に所属しており、そこで生産管理システムも扱っていました。今回の案件では、その経験があったからこそ、コンサルティングから私が担当することができました。

ただ、私も生産管理システムにすごく精通しているわけではなかったので、分からないことは正直に分からないと伝えた上で、先方の社長へ「現在こういう問題が出ていて、私はこうすれば良いと思いますがどうでしょうか」と都度ご相談し、お客様と伴走してプロジェクトを進めていきました。

よく、エンジニアは明確な方向を指し示し、お客様を導き、決して間違えてはいけないと思われがちですが、本プロジェクトにおける私の進め方を見てわかるように、相手より少しITのことを知っていれば、お客様と共に物事を進めていくことができます。

今回本プロジェクトをご紹介したのは、ITに関わることを全て知っていなくとも、お客様の思いを実現したいという気持ちさえあれば、共に成長していけるということをお伝えしたかったからというのも、一つの理由です。

Q本プロジェクトで苦労したことはありますか?

コンサルタントとしての仕事は初めてで、今までのエンジニアとしてのキャリアの集大成だと思って本プロジェクトに取り組みました。

その中で、やはり世の中のIT動向にアンテナを張り常に情報収集をしなければいけなかったのは大変でもありましたが楽しくもありましたね。

また、コンサルタントは一つの言語を分かっていたり、一つのパッケージに精通していれば良いというわけではなく、それをどう活かすかを考えなくてはいけないので、そこも新たな経験で大変ながらも楽しんでできました。

一番苦労したことは、お客様の製造現場の方々がなかなか心を開いてくれなかったことですね。

長年そのやり方で特に問題を感じていなかった方々からすると、自分の今の運用の仕方が正しく、なぜ変える必要があるのかと反発が起こりました。

しかし、社長の立場からは、どの程度製造原価がかかっていて、利益率はいくらか、改善するためには何をどうすれば良いかという経営方針を策定するための材料を集めたいというニーズがあったので、それを現場の方々に3か月かけて伝えていきました。

最初のほうは煙たがられていましたが、相手が納得できるよう、今後行う事項の意味とゴールをホワイトボードに書き、根気強く説明したところ、納得して頂き、今では頼られるようにまでなりました

Q本プロジェクトで感じたコンサルタントとエンジニアの魅力は何でしょうか?

現場の方々が全然納得してくれず、プロジェクトが頓挫してしまったらどうしようという不安もありましたが、最終的にうまくいき、皆さんの喜んでいる顔を見たときは達成感や、やりがいをとても感じました

また、先ほどもお話しましたが、今では頼られる存在になったことが、自分がコンサルタントとして、また、エンジニアとして存在している意味かなと思うことができました!このプロジェクトで自分自身もとても成長できたので、携わることができて嬉しかったです。

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