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プロジェクト紹介
インタビュー
TRUST CORE
(AS400(IBM i)関連)

1988年にIBMが発表したオフィスコンピューターであるAS400(IBM i)。
当社はAS400(IBM i)関連の業務を軸に成長してきました。
今回はそんなAS400(IBM i)で稼働する基幹システムの改修や
データ連携を行うプロジェクトをご紹介します。

インタビューに答えてくれたのは

プロジェクト紹介インタビュー TRUST CORE(AS400(IBM i)関連)

T.Y.さん

2014年、当時の上司であり、とても信頼していたYさんについていく形でトライビュー・イノベーションに入社。

現在はAS400(IBM i)関連案件に対応するチームリーダーを務める。

Q今回ご紹介頂くプロジェクト概要を教えてください。

お客様は電気・電子・機械の総合商社で、既存物流拠点(3カ所)を統合し、新たに設ける物流拠点向けの倉庫管理システムを構築するために、現状の基幹システムの既存機能を改修したり、倉庫業務・出荷業務に必要なデータの連携を行うプロジェクトでした。

Qなぜ今回本プロジェクトをご紹介いただけるのでしょうか?

この案件は、私がエンジニアになってから初めてPM(プロジェクトマネージャー)を務めた案件だったからです。

それまでも小さい案件のリーダーを務めたことはありましたが、金額が大きな規模の案件でPMを経験したことはありませんでした。

Qプロジェクトマネージャーとは具体的にどのようなことをするのでしょうか?

主に、進捗管理、課題管理、お客様と開発パートナー様の折衝、コスト管理、プロジェクトメンバーのモチベーション管理などです。

まず、進捗管理では、プロジェクトの予定スケジュールに対し滞っていないかを確認し、滞っているとしたら何が原因なのかを突き止めます。

もしも予定工数より、想定外に工数がかかってしまうプログラムがあった場合は、別メンバーをアサインする事で、全体スケジュールの遅延を防ぐように調整したり、仕様バグ(不具合)があった場合にはメンバー内でどうするべきかを話合いを行なった上で仕様変更をお客様へ伝えたりします。仕様が確定されていない部分があるなどお客様側に原因があるのであれば、お客様と会話し、原因を取り除いてもらえるよう依頼をしたり、どのようにすれば取り除くことができるかを話し合ったりします。

コスト管理では、月に一度社内への報告会にて、上司にコストオーバーしているか等の報告を行い、また、コストオーバーしないようメンバーの投入時期を調整したり、作業負荷の調整や役割を調整していました。

さらには、メンバーのモチベーションがプロジェクト成功の鍵なので、皆の士気が下がらないようプロジェクト期間中は、メンバーが残業にならないように調整したり、出社時間は希望を聞いて、可能な限り要望に沿うようにしました。またなるべく普段からコミュニケーションを多く取るようにしてプロジェクト内で意見を言いやすい雰囲気作りを心がけておりました

Qこのプロジェクトで苦労したことは何ですか?また、それをどのように乗り越えたのでしょうか?

そうですね・・・たくさんあってどれをお話するか迷います(笑)。

PMを経験する前、つまり自分がメンバー側の時は、割り当てられた仕事を期限までに自分でスケジュールを組んで終わらせれば良かったのですが、PMの立場では他のメンバーがそれを行うのをコントロールする必要がありました。

また、自社の社員だけでなく外部のパートナーの方も含めたメンバー構成だったので、無理な追加作業依頼は控えたい状況でしたので、なおさらメンバーそれぞれのスケジュール把握、管理を行うのが大変でしたね。

また、進捗管理に関しては、PMではない時はただ報告をすれば良いだけでしたが、PMになると、まずやることをリスト化し、何を報告してもらうかを考え、それを一からまとめなくてはいけず、そこも苦労しました。ただ、一度経験してしまえば次のプロジェクトからはそのノウハウが流用でき、あの時苦労して考えて経験できたことは今では貴重な財産となっています。

あとは、最初にお客様と要件を詳細に詰めるのですが、やはり後になって予期していなかった事項がぽんぽん出てくるんです。場合によっては、その要件を追加で対応する必要もあり、納期は変わらず工数がただ増えてしまうこととなります。それをメンバーに頭を下げても頼まなければいけないのが精神的にも結構しんどかったですね。

ただ、当時のメンバーには経験豊富な方が多く、私が初めてPMをやることも知ってくれた上でこのプロジェクトを引き受けてくれていたので、ある程度そのような事態が起こることは予期していたようで・・・(笑)。嫌な顔せず追加分の作業も引き受けてくれ、非常に助けられました。

プロジェクト後半時に、もう一回テストを行った方が良いのでは?となり行った際、問題が次々に出てきてしまったのですが、その際もメンバーが一緒になってチェックしてくれ、結果的に高品質のものをお客様に納めることができました。

メンバーに恵まれたなとしみじみ感じますし、成長させてもらえましたね。
本当に感謝しています。

Q本プロジェクトで感じたエンジニアの魅力や存在意義を教えてください。

やはり何と言ってもお客様が喜んでくださったのが一番の喜びですね。決して安くない金額を払ってくださっていても、感謝して頂けるというのはエンジニア冥利に尽きます。その金額に見合う対価をご提供できたのだなという安堵感もありますね。
また、このプロジェクト時にメンバーだった外部のパートナーさんが、このプロジェクトがきっかけで当社の社員になってくれたのですが、当社のやり方や社員の人柄等に魅力を感じてくれたのだなと思うと非常に嬉しかったです!

PMを経験してみて、大変さが身に染みてよく分かり、諸先輩方への尊敬の念が一層強まりました。PMだけ居てもそれを下支えするメンバーがいないとプロジェクトは成功しません。改めてプロジェクトに携わる一人ひとりの存在意義というものを再認識できたと思います。

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